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ボジョレーヌーボー解禁日の理由と歴史に習う、「質」を守る事の大切さ

もうすぐ今年もボジョレーヌーボーの解禁日ですね。
毎年この機会にボジョレーヌーボーを飲んでいるわけではありませんが、今年は飲もうかなと考えています。

ボジョレーヌーボーの歴史

ボジョレーヌーボーは、フランス・ブルゴーニュ地方のボジョレー地区で収穫したぶどうをすぐに発酵させてつくる新酒で、地元住民を中心にデイリーワインとして愉しまれていました。

ボジョレーは「ボジョレー地区」、ヌーボーは「新しい」という意味。
その年に収穫されたボジョレー地区のフレッシュな美味しいワインを愉しもうという事で広がっていき、1951年には政令で認められます。
日本に渡ってきたのは80年代。
※ボジョレーヌーボーは単なる「新酒」ではなく、醸造方法にも大きな特徴があるのですが、今回そこは割愛させていただきます。

そんな地酒が、1967年にフランス政府によって「11月15日が解禁日」として正式に定められます。これを期にフランス・パリのレストランを中心に大ブームを引き起こします。

解禁日を定めた理由とは

ここで疑問が残りますよね。
何故解禁日を定めたのでしょうか。

ボジョレーヌーボーが世界に認められ人気が出始めた頃、ワインの売り手さん達は我先にとボジョレーヌーボーを出荷するようになります。
当然「売れるもの」に「売る人」が群がれば「競争」を引き起こしますよね。

その結果、出荷に至らないような質の悪いワインまでもが出回ってしまいます。
そうです、ボジョレーヌーボーの質に対する評価を一気に落としかねない事です。

そこで解禁日を定め、解禁日までは販売はもちろん、飲む事さえも禁じられます。
こうする事で、ボジョレーヌーボーの品質を維持しようという事です。

更に解禁日が変わった

これはまた面白い話ですが、1967年に定めた11月15日という日付。
日付で定めたので、この日が土日や祝日と重なる事が出てきます。
解禁日が土日や祝日と重なると、ワインの運送までもがストップしてしまいます。
(この辺り、日本だったらどうしていましたかね(笑))

これが理由で、1985年には、ボジョレーヌーボーの解禁日が「11月の第3木曜日午前0時」と変更されるのです。
そう、平日なので安心です(笑)

国によって若干の誤差はありますが、世界共通で11月の第3木曜日です。
ちなみに、日本とフランスでは、時差が7~8時間だったかと思いますが、ボジョレーヌーボーは日本人の方が少し早く口にできる事になりますね。

質を守る事の大切さ

さて本題に戻りますが、改めて、商品の「鮮度」と「質」が大切だという事です。
それを担保・維持するための努力は当然怠れませんし、工夫は常に考えるべき事ですよね。

先日お話したメディアの一次情報もそうですが、このボジョレー解禁日のお話は通ずるものがあるなぁと思いながら考えていました。

また、ボジョレーヌーボーは1967年に解禁日を設ける前に一度は信頼を失いかけたという事実がまた興味深く、それがいつ頃の話であり、解禁日を設けるまでにどれくらいの期間がかかったものなのか、気になるところではありますが、今では世界的な信頼を得ているボジョレーヌーボーである事は間違いありません。

「とにかく出荷を増やし、人気のうちにとことん売ろう!」という考えであったら、きっと今頃ボジョレーヌーボーは存在していないかもしれません。

そんな歴史も含めて、今年は11月19日(木)午前0時に解禁されるボジョレーヌーボー。
私も味わってみようと思います。

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